HP・ブログを閲覧していただき、ありがとうございます。
初めまして、歯科衛生士の竹中です。
本日は息育と口呼吸についてお話したいと思います。
ところで、皆さん息育という言葉を聞いたことはありますか?
息育とは、お口の周りの筋肉を鍛え正しい呼吸(鼻呼吸)に戻すための教育のことです。
そもそも口呼吸だと何がダメなのでしょうか・・・?
口呼吸を続けていると、唇やお口周りの筋肉をうまく使えず、出っ歯や開口などと言った歯列不正を引き起こしてしまいます。
また、下の顎が大きくなり面長になる傾向もあります。
お口が開き放しのため乾燥し、免疫力は低下し、むし歯や歯周病のリスクもあがります。
他にも姿勢の歪みや睡眠障害・集中力や注意力の低下など・・・・・
お口のみならず、全身の健康にも影響を及ぼすことが分かってきました。
では、どのように気を付ければ良いかお伝えしていきます。
鼻でゆっくり息をして、唇は軽く閉じます。舌の先を上の前歯の裏側の歯肉あたり「舌スポット」と呼ばれるところにもっていきます。
他にも、院内研修に来てくださっている下川床先生より、アイウベ体操も鼻呼吸を促すのに有効だと教わったので皆さんにもお伝えします。
お口を大きく開けて「ア」
お口を横にひらいて「イ」
唇を前に突き出して「ウ」
舌を下にのばして「ベ」
これを1日30セット程度行うことで、舌筋や表情筋が鍛えられます。
アイウベ体操はいつでもどこでも、老若男女問わずできるので一度試してみてください。
では、本日は以上となります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
参考文献:子どもの口腔機能を育む取り組み/歯科衛生士3月号