こんにちは。
神戸市東灘区住吉にあります、おおにしハート歯科のたけなかです。
硬い食べ物は歯に良いと思いますか?
歯を強くしてくれると思い込んでいる方がおられるのではないでしょうか?
「よく噛んで食べること」と「硬い物を積極的に食べること」を混同してはいけません。
たとえ、ご飯のような軟らかい物でも、よく嚙んで唾液の分泌を促し、消化に役立てることはとても良いことではありますが、よく噛むことと、長時間強く噛み続けることとは別問題です。
硬い食べ物(歯ごたえのあるもの・嚙み切らないと食べられないもの)が歯に良いのは、成長期の数年間のみとなります。
その時期を過ぎたら、硬い食べ物を強く噛むことは、かえって歯の脅威となります。
歯が割れたり、ひびが入ったりする恐れがあります。
☆注意して召し上がっていただきたい物☆
・フランスパンの外皮(耳)
・蟹の爪や殻の丸かじり
・硬いせんべいやポップコーン
・キャンディや氷の噛み砕き
・噛むと「カキっ」と音がするナッツ類
・イカやスルメ類
・干し柿や水飴、キャラメル類などのべたつきの多い食べ物
・パイナップル、トウモロコシ、硬い桃など線維性の野菜や果物
・スジのあるお肉や骨付き肉、豚骨類
・小魚の骨や魚の目、乾燥貝柱 など・・・
よく噛むことは身体や脳にとってはよいことですが、歯にとっては必ずしもよいことではないので、注意してくださいね。
参考文献:ちからの本