こんにちわ☺
神戸市東灘区の歯医者、おおにしハート歯科の歯科助手の川石です。
12月に入り、一気に肌寒くなりましたが体調お変わりないですか。
寒さ対策をして、風邪に気をつけていきましょう。
本日は、たばこによる歯へ影響についてお伝えしたいと思います。
たばこの煙には多くの有害物質が含まれており、中でも健康有害性が大きいのがタールとニコチン、一酸化炭素という3つの要素があります。
1つ目であるタールは、一酸化炭素やガス状成分を除いた煙の粒子部分であり、ニコチンなどの有害物質や発がん性のある物質を多く含みます。害獣駆除剤としても使用されるほど毒性が強いものです。歯に付着するヤニの正体はタールです。
2つ目であるニコチンは、末梢血管の収縮と血圧上昇、心拍数を増加させ、協力な血管収縮や気管収縮作用があります。喫煙者の歯肉が退縮したり、黒っぽい独特な歯肉色になったりする原因は、血管の収縮や退化によるものです。
3つ目である一酸化炭素は、有機物の不完全燃焼で発生するガスであり、無味無臭の気体であり毒性が強い物質です。呼吸によって体内に吸い込まれた酸素は血液中のヘモグロビンと結びついて全身に運ばれていきますが、一酸化炭素は酸素に比べて200倍以上もヘモグロビンと結びやすい性質をもっています。
このため喫煙によって一酸化炭素を体内に吸い込むと、酸素はヘモグロビンと結びつくことができないため、血液の酸素運版能力が低下し酸素不足に陥ります。血流が低下することで免疫力が下がるため、歯周病を改善することができなくなります。
本日は、たばこによる歯への影響についてお伝えしました。
歯の健康を重視するならば禁煙やたばこの本数を減らすなどの対策を検討しましょう。
当医院では、歯周病の早期発見につながる定期健診を実施してますので、いつでもお越しくださいね☺
参考文献:『土屋和子が患者さんに伝える言葉のルールと引き出し』