こんにちは。
神戸市東灘区の歯医者、おおにしハート歯科の衛生士のかのです。
蒸し暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか☀️💦
熱中症にはくれぐれもおきをつけください。
前回は、「唾液が減るとどうなるか?」について紹介しました。
今回は、「唾液の力を高めるには?」について紹介します。
これまで、唾液の重要性について紹介してきました。
今回は、前回紹介した「①唾液の量を増やす」方法について紹介します。
・水分摂取
水分量を増やすと脱水を改善できます。健康な方なら食事からの水分を除いて1日約1Lは補充していただきたいです。ただし、1Lを一度に飲むと尿として体の外へ出てしまうので、5回くらいにこまめに分けて飲むのがおすすめです。
・唾液腺マッサージ
短期的に唾液の量を増やしたいなら、唾液腺マッサージがよいです。唾液腺マッサージは、唾液腺内に溜められた唾液を外に押し出すことで口腔内を潤します。それでも、毎日数回のマッサージを1年くらい継続すると、出てくる唾液の量がより増えるので、根気よく続けましょう。
・舌運動
唾液腺の中でも、とくに顎下腺と舌下腺は筋肉の影響を受けやすい部位にあるので(唾液腺の場所は「唾液の役割」を参照)、舌運動をするのも唾液量の増加に役立ちます。舌で上下の歯肉をなめ回す運動が効果的です。マスク生活で口元が隠れている今こそ、ぜひ取り組んでください。
・抗酸化作用のある食品の摂取
よく噛むというのも重要で、咀嚼-唾液反射によって多くの唾液が分泌されます。また、抗酸化作用のある食べ物を継続的に食べると、唾液量は増加します。抗酸化作用のあるビタミンCを多く含むキウイフルーツ、アセロラ、グアバや、ケルセチンを含むネギやタマネギ、イソフラボンを含む納豆などもお勧めです。
引用文献:歯科衛生士(クインテッセンス出版) 2023.3月号