Staff Blog

おおにしハート歯科のチームメンバーのブログです。
院長・スタッフが日々の思いやイベント、感動したことを書いています。
神戸市灘区東灘区にお住まいの方々の「ホームドクター」を目指し、チームメンバー全員で日々奮闘中です。

フッ化物(フッ素)について

こんにちは。東灘区のおおにしハート歯科 歯科衛生士の竹中です。

フッ化物の効果について、みなさんはご存じですか?

フッ化物には、

①歯のエナメル質を構成するハイドロキシアパタイトの結晶性の改善

②フルオロアパタイトの生成

③再石灰化の促進

④細菌・酵素作用の抑制

 

という4つの働きがあります。①~③は歯質を強化し、耐酸性を向上させ、④は酸の酸性を低下させます。

歯は酸に弱いためフッ化物はとても効果的であることがわかります。

 

フッ化物の応用には3種類あります。それぞれの応用法でフッ化物の働きが異なります。

 ・フッ化物配合歯磨剤・・・毎日/歯の萌出直後~

              毎日使うことで歯の再石灰化の促進に役立ちます。

 ・フッ化物洗口・・・・・・毎日or週に1回/とくに4~14歳

              成人や高齢者の歯と歯肉の境目、根面の虫歯予防にも効果があります。

 ・フッ化物歯面塗布・・・・少なくとも6か月に1回/歯の萌出直後~(とくに1~13歳)

              成人・高齢者の根面の虫歯予防に効果的です。歯科医院でのみ塗布可能。

フッ化物配合歯磨剤を使用するだけでなく、歯垢(歯の汚れ)を落とし、フッ化物をなるべく口腔内に残すことも重要です。

主に、使用量・ブラッシング時間・すすぎ方がポイントです。

 

【使用量】(フッ化物の濃度/量)

歯の萌出直後~2歳・・・500ppm/切った爪(乳幼児の小指)程度

3~5歳(6歳未満) ・・・・500ppm/5㎜程度

6~14歳・・・・・・・・1000ppm/1㎝程度

15歳以上  ・・・・・・・1500ppm/2㎝程度

【ブラッシング時間】

2分間ブラッシングすると口腔内のフッ化物の量が増加します。(口腔内に停滞する時間が長くなるため。長すぎると唾液、吐き出す回数が増える。)

【すすぎ方】

ブラッシング後、少量の水(約20mL)ですすぐとフッ化物が残りやすいです。

 

 

 

このように、日常のブラッシングでフッ化物の効果を活かすことができます。

フッ化物の“効果的な使い方”を知って、虫歯予防をしましょう。

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