Staff Blog

おおにしハート歯科のチームメンバーのブログです。
院長・スタッフが日々の思いやイベント、感動したことを書いています。
神戸市灘区東灘区にお住まいの方々の「ホームドクター」を目指し、チームメンバー全員で日々奮闘中です。

高齢期にみられる口腔機能の変化

こんにちは。

東灘区の歯医者 おおにしハート歯科の川石です。

11月になり、寒暖差が激しい時期ですが、体調にはくれぐれもお気をつけて下さい☺

 

本日は『高齢期にみられる口腔機能の変化』についてお伝えしたいと思います。

 

まず一つ目は、筋力の低下です。

加齢とともに全身の筋力は低下します。これは、生理的に起こる筋肉量の低下に加えて、低栄養などによる筋肉量の減少からも影響を受けます。この変化は、口腔や咽頭の筋肉にとっても例外ではありません。

口腔や咽頭の筋力が低下することで、噛む機能や飲み込む機能も低下するのです。特に舌は筋肉の塊ですので、舌の筋力は、噛む機能、飲み込む機能に加えて、話す機能に影響を与えます。

 

二つ目は、唾液の減少です。

唾液は、噛んだ後の食べ物に湿り気を与え、まとまりやすく変化させるのに必須です。また、食べ物の味を含んだ物質を、味を感じる細胞に届けるのは唾液の役目です。唾液の分泌量は、加齢そのものでは大きく変化しないといわれています。しかし、高齢者が服用している薬の多くは唾液の分泌を妨げる作用をもっています。

 

三つ目は、喪失歯の増加です。

現在、80歳で20本の歯を有する人の割合は、50%を超えていると言われています。しかしながら、いまだに残りの50%の人は歯を喪失し、義歯などを使うことで口腔機能を保っているといえます。しかし、義歯による咀嚼機能の回復には限界があり、咀嚼機能の面では天然歯の有意性は揺るぎません。つまり、喪失歯の増加は咀嚼機能の低下に繋がるといえます。

 

 

以上のように、高齢期には筋力の低下、唾液の減少、そして喪失歯の増加といった、口腔機能にさまざまな変化が起こります。これらは食べる・話す・飲み込むといった生活の基本となる機能に大きく影響しますが、早めの対策によってその低下を防いだり、進行を緩やかにしたりすることが可能です。

そのためにも、定期的な歯科検診がとても重要です。

歯科では、虫歯や歯周病の早期発見はもちろん、噛む力や飲み込む力、唾液の状態、義歯の適合など、加齢に伴う細かな変化を専門的にチェックすることができます。問題が小さいうちに対処すれば、口から食べる力を長く保ち、健康的な生活を続けることにつながります。

 

「まだ大丈夫」と思っていても、気づかないうちに口の中では変化が進んでいることがあります。ぜひ、これをきっかけに歯科検診を習慣にして、口腔機能を守るための一歩を踏み出してください。皆さまのお口の健康を、私たち歯科医療スタッフがしっかりサポートしてまいります。

 

文献:診療室からはじめる口腔機能へのアプローチ 

 

 

歯医者さんのイラスト(職業)

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