こんにちは!
兵庫県東灘区住吉のおおにしハート歯科 歯科衛生士の竹中です。
フッ化物歯面塗布は、何歳から始めるのが効果的かご存知ですか?
フッ化物歯面塗布というのは、歯科医院などで行うむし歯予防手段の一つです。
フッ化物歯面塗布によるむし歯予防は、歯の表面に高濃度のフッ素イオンを作用させて、酸に溶けにくい歯質にすることによって達成されます。
萌出して間もない歯は
①フッ素イオンへの反応性が高く、歯表面へのフッ素の取り込み量が大きい
②歯の萌出後2〜3年がもっとも虫歯になりやすい
このことから、塗布の時期は、歯の萌出直後に行うのがもっとも効果的です。
とくに、低年齢の子どもにとっては負担が軽く、年に数回の実施でむし歯予防効果があります。
長期的な過剰摂取によるフッ素症の心配もありません。
むし歯リスクの高い上顎乳前歯の萌出する8〜9ヵ月ごろ、遅くても1歳までには開始しましょう。
新しい歯が萌出するたびに塗布を行うのが望ましく、繰り返して塗布することで効果が上がります。
定期検診も兼ねて、3〜6ヵ月ごとに18歳ごろまで継続するとよいでしょう!
参考書籍:歯科衛生士 vol.46 2022.1 (2022.1.10 発行)