こんにちは
東灘区の歯医者 おおにしハート歯科 院長の大西です。
先日、患者さんからこんなことを言われました。
「先生は歯がきれいですね。
歯医者さんはどうしてむし歯にならないんですか?」
素朴な疑問ですね。
普段は自分では意識していませんが、もしかしたら歯医者と一般の人では
歯みがきのやり方が違うのでしょうか?そうかもしれません。
あらためて考えてみました。
歯医者である自分は普段、何を考えているか。
①歯みがきの時 どこが磨きのこしがしやすいか考えて、そこを他の部分より丁寧に磨く。
1日1度は、できれば鏡の前に立って、今どこに歯ブラシが当たっているか見ながら磨く。
磨いた後に、歯の表面を舌で舐めてみる。ザラっとしていたらまだ磨きのこしがあるので、もう一度磨く。
②1日1度は、必ずフロスをする。
フロスをしなければ歯と歯の間のむし歯は防げないので。
できれば歯の側面をこするイメージでフロスを使う。
しっかり歯みがきをしても、フロスをすると食べかすが残っていることがあります。
③甘いものは好きなので、間食はします。
でもアメやガムは絶対食べません。砂糖が多くて、口の中に残る時間が長く、むし歯になりやすいから。
(風邪の時は、のどが痛くなったらむし歯にならないキシリトールタブレットをなめます)
飲み物はだいたいお茶かコーヒー(砂糖なし)で。ジュースはたまに外食のときだけです。
④自分では自分の口の中を診断はできないので、定期的に自分の医院か他の医院で、
歯のクリーニングを受けます。
そうすると衛生士さんに磨けていない部分を教えてもらえるので、安心です。
クリーニング中は気持ちよくてよく寝てしまいます。
⑤朝の職場の掃除の時間に、キシリトールガムを噛んでます。
それぐらいでしょうか?あまり特別なことはしていない気がします。
でも日々むし歯を予防したいと真剣に考えています。
それは毎日多くのむし歯を削ったり、詰めたりしている仕事のせいだとは思いますが。
できれば歯は削りたくないです。
自分も子どものころはむし歯がいっぱいでしたが、学校で勉強して、
働きはじめてからは、ほとんどむし歯になったことがありません。
それでむし歯は予防できると自信がつきました。
なので、患者さんにもむし歯は予防できる病気だと毎日、何度も繰り返し伝えています。
ぜひ多くの人にも、自分の口の中の健康を守るために、
毎日少しの時間はむし歯予防について考えながら、歯みがきをしてもらえたらいいなと思います。
そして医院にくる目的が、治療のためではなく、
予防のために来たいと思っている人がどんどん増えてほしいです。
そのサポートが出来るようこれからもスタッフと一緒に頑張ります。